ここあみるくのブログ

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ベッドで「やめてほしい」と拒否された妻の孤独:セックスレス

飽きたと言う事

日本では6割の夫婦が陥ると言われるセックスレス。激務の夫がうつ病を発症してしまい、セックスレスに陥った40代主婦を取材しました。不妊治療の土俵に上がることもできず「もう諦め状態ですね」と肩を落とす静香さん(仮名)。夫婦生活がなくなってしまった現在の心境を語ってくださいました

前回は、会社の激しいノルマと24時間の顧客対応に追われて、30代後半で結婚してすぐに夫がうつ病にかかってしまったお話をしました。 私たち夫婦は、結婚早々に完全セックスレス生活に突入。結局、欲しいと願っていた子どもを授かるどころか、不妊治療を始めるための話し合いもできず、年月が過ぎていきました

夫がうつ病になる前までは、休みの日に自然な流れでセックスができたこともあったのですが、うつ病になってしまった後は、触れ合い自体が消失。食事やお風呂などの日常生活すら難しい様子の夫に、甘えることもできませんでした。 たまに夫の布団にもぐりこんでみたりもしたのですが、「やめてほしい」とハッキリと拒否されてしまいました。病気だから仕方ないとわかってはいても、さみしい気持ちがこみ上げてくることがあります。 それでも通院しながらお薬を飲んでいくうちに少しずつよくなって、「そろそろこの病気から卒業できそうかな」なんて言いながら通院の頻度を減らそうとすると、またガツンと悪くなって…そんなことの繰り返し。

本来なら、自分の気持ちをいちばん理解してくれる人だったはずの夫。しかし夫が病気になってしまってからの苦労や、レスになったつらさや悩みはだれにも話せず。今になって思えば、この孤独な状態がけっこうキツかったです。 夫は休職中で家にいるからといっても、家事をやってくれるわけではありません。私が仕事でへとへとになって帰ってきても、夫はビールを飲んでテレビを見ていたりするわけです。それでも怒ったりしてはいけないのだと頭ではわかっていても、ぶつけようのない感情が爆発してしまいそうなときが何度かありました。 一度だけ、風水に詳しい人と仕事でご一緒したときに、ちらっと世間話のなかで「夫が心の問題があって、会社に行けなくて家で休んでいるんです」と話したら、すぐにアドバイスをくれました。 「今はそういう時期だったんですよ。がむしゃらに働き続けたら、心だけではなく体も壊してしまっていたかもしれない。ここで休まなかったらもっと落ちるところだったから、今は休んで正解でしたよ」と言われて、ホッとしました。