第９５回記念選抜高校野球大会が１８日、兵庫県西宮市の甲子園球場で始まった。２１世紀枠の３校を含む３６校が１４日間にわたり熱戦を繰り広げる。今大会は、新型コロナウイルスの制限緩和により、声出し応援が４年ぶりに解禁され、コロナ禍前の景色が戻った。 開会式は、コロナの影響で２０２１、２２年は初日に登場する学校のみで行われたが、今年は４年ぶりに全出場校のすべての選手がそろって実施され、３６校の選手たちは力強く行進した。
その後に行われた試合では、スタンドで歓声が響いた。第１試合に登場した山梨学院（山梨）の卒業生（１８）は昨年も甲子園のスタンド応援を経験したが声援を送れず、「やっと声を出して応援できる」と喜んだ。
選手も声による後押しを実感した様子で、山梨学院戦で適時打を放った東北（宮城）の伊達一也選手は「初めて声を出す応援がある中でプレーし、足が震えるほど興奮した。夏もこの声援をもらえるように頑張る」と話していた。
