ここあみるくのブログ

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50歳からの人生を考える

悩みとどう向き合うか。私は、不幸も運の悪いことも、実は素晴らしい先生、師匠だと思っているんです。例えば病気や人間関係などで落ち込んだとしても、それは最大の教師。そんないいものを捨てるのはもったいないです。

私は50歳のとき、目の病気をして視力が急激に落ち、一時的にほぼ見えなくなりました。

そのときは落ち込みましたが、自分が肩こりのマッサージを受けていてやり方を覚えて試してみたら、マッサージ師の才能があることがわかったんです。小説が無理だとしても、マッサージ師として生きていこう。そう思えてうれしかったですよ。

あらゆることがどう自分に意味があるのかを考えるんです。今、人気のNHKの番組、チコちゃんの台詞(せりふ)の「ボーっと生きてんじゃねーよ!」ってあるでしょう。私、ぼーっと生きてきませんでした。それだけは言えます。

私が子どもの頃、父ががんになって会社を辞め、両親はそれまでに貯めたお金でどう生きるか考えていました。ところが、終戦とともに財産税で財産がなくなったようです。

だから、計画を立てることは悪いことではないけれど、人生は予定通りにはならないものだと学びました。

そんな限りある人生、意識があるのが5歳頃からだとしてもし95歳まで生きたら90年、私たちはいろいろなものを見られるはずです。

私は善も愛しているけれど、悪も愛していますから、どちらかだけを見るのは不完全な気がします。人の裏側を見るのも面白くて仕方がないですし。毎日料理を作るのも、畑で菜っ葉を育てるのも、興味があって好きなことだから。

人生後半の生き方のコツは、先のことを考えるより今興味のあること、あらゆることへの強烈な興味を持つことだと思います