ここあみるくのブログ

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「ウオーキング仲間」の女性 「非常に熱心」な警察官 長野立てこもり事件で犠牲

長野県中野市の立てこもり事件では警察官2人含む4人が犠牲となった。殺人容疑で逮捕された青木政憲容疑者が起こした凄惨(せいさん)な事件に、近隣住民や警察幹部らは沈痛な雰囲気に包まれた。 移送される青木政憲容疑者 刃物で刺されて死亡した村上幸枝さん(66)はウオーキングが趣味で、事件現場となった青木容疑者の自宅方面が日課の散歩コースだったとみられる。村上さんのウオーキング仲間の1人が、殺害された竹内靖子さん(70)だったという。竹内さんは現場の屋外で倒れたまま搬送されず、26日に死亡が確認された。 近隣住民によると、村上さんと竹内さんの自宅は徒歩数分の距離にあり、2人が午後3時ごろから1時間半ほどかけ、歩く姿が目撃されていた。竹内さんの近所に住む60代男性は「2人とも大きな声で、楽しそうにおしゃべりをしていた」。別の女性も「竹内さんはチャキチャキして気さくな人だった」と話した。 村上さんの遠縁の男性(63)は親族から「(村上さんが)帰ってこない」と聞かされ、不安を抱いていたという。村上さんと世間話をすることがあったパート従業員の女性(50)は「よく孫の世話をしていた。感じのいい人だった」と振り返り、「庭の手入れも草むしりもきちんとされていた。すごく優しい方だった」と嘆いた。 一方、殉職した県警中野署の玉井良樹警部補(46)と池内卓夫巡査部長(61)は「仕事熱心」「非常にまじめ」と評価されていた。小山巌本部長の会見に同席した県警幹部は「玉井さんは正義感が強く、まじめに取り組む方だと聞いている」と話した。2人を知る別の幹部は「2人とも立派な警察官だった。今回の事件には言葉もない」と涙を浮かべた。