ジャニーズ事務所が揺れている。 ３月中旬に英国BBC放送が報じたジャニー喜多川氏の「性加害疑惑」。４月には元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏が、顔出し＆実名で会見し、被害を訴えた
ジャニーズ内部を揺るがす事態は、それだけではない。所属タレントの〝独立ラッシュ〟に歯止めがかからないことだ。 「最近でも、昨年10月に副社長という要職にあり、ジャニー喜多川氏の“後継者”と言われていた滝沢秀明氏の独立は、芸能界に衝撃を与えました。 その後、『King ＆ Prince』の平野紫耀さん、岸優太さん、神宮寺勇太さんの３人が５月でのグループ脱退、独立を表明。５月２日には元『V６』の三宅健さんが退所しましたが、同時期には『Kis-My-Ft2』北山宏光さんも退所が近いことが報じられました。とにかく、独立する人が後を絶たない状況なのは間違いないですね」（女性誌記者） そんなジャニーズ事務所のゴタゴタを察してか、テレビ局などの対応も変わってきている。 「’17年にジャニーズ事務所を独立した元SMAPで『新しい地図』メンバーの起用に慎重だったフジテレビが、今年の１月クールで草彅剛主演の連続ドラマ『罠の戦争』を放送。また、４月21日放送の『ダウンタウン』松本人志がMCを務める『人志松本の酒のツマミになる話』では、稲垣吾郎さんが出演しました。 さらに、４月30日にスタートした松本と元SMAP中居正広が司会の『まつもtoなかい』では、第１回目のゲストに香取慎吾が登場。中居とは独立以来、約６年ぶりにTV共演しました。ここまで露骨にフジテレビが元メンバーを出演させるということは、ジャニーズの影響力が変化している証でしょうね」そんな中で注目されているのが、元SMAPのメンバーである木村拓哉の〝去就〟だ。 「木村さんといえば、SMAP独立騒動のときには、いち早く残留を表明。そのウラには妻である工藤静香さんの意向が大きかったと言われています そのため、グループ全員での独立予定が一転、SMAPは解散した。その原因と噂され、木村はバッシングを浴びたことも。しかも、CMなどの仕事面にも影響が出た。 「ジャニーズ独立騒動のときのバッシングは、木村夫妻にもかなり精神的ダメージがあったと言われています。ですが、残留の功績は大きく、今や事務所内で木村さんの立場は絶対的です。 とはいえ、工藤さんとしては、あくまで〝強いジャニーズ〟であることが必須条件。ですので、事務所の影響力が小さくなれば、そこに木村さんがいるメリットは無いと感じるでしょう。また、彼女と昵懇の仲と言われてた元副社長だったメリー喜多川氏も’21年に亡くなられています。SMAP解散時とは状況が大きく変わっており、木村さんと工藤さんを止めるものは無いと言ってもいいでしょうね……」ジャニーズを取り巻く厳しい状況に加え、ここにきて高まりつつあるSMAP再結成への機運……。 果たして、“芸能界の風を読むことに長けている”木村＆工藤夫妻は、どんな決断を下すのだろうか――。
