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ウクライナ和平協議促す

中国外務省は21日、ロシア・モスクワを訪問中の習近平(しゅうきんぺい)国家主席が20日にプーチン露大統領と初日の会談を行ったと発表した。習氏は、ウクライナ問題に関して「大多数の国は緊張の緩和を支持している」と述べ、和平協議を促した。習氏は「中国は、政治解決を後押しするため引き続き建設的な役割を果たしたい」と表明したが、具体策は明らかにしていない。

習氏は「歴史的に見れば、衝突は最終的に対話と交渉を通じた解決が必要だった」と指摘。中国が2月に発表したウクライナ問題に関する文書に触れ、中国の立場について「冷戦思考や一方的な制裁に反対している」と説明し、ウクライナに侵略したロシアに制裁を行っている米欧や日本を牽制(けんせい)した。 中国側の発表によると、プーチン氏は「中国が重大な国際問題で公正で客観的、バランスの取れた立場を一貫して堅持し、公平や正義を主張していることを称賛する」と感謝を示した。その上で、ウクライナ問題に関して「中国が建設的な役割を果たすことを歓迎する」と呼び掛けた。 習氏は、ロシアとの関係について「戦略的な協力を強化する大方針は揺るぎない」と指摘。中露両国が協力を深めることで、「世界の平和と安定の大黒柱にならなければならない」と主張した。 習氏は、2024年に予定されるロシアの次期大統領選にも触れ、「プーチン氏の強靭(きょうじん)な指導の下、ロシアの発展・振興は目覚ましい進展を遂げている。私は、ロシア人民が必ず引き続きプーチン氏を揺るぎなく支持すると確信している」と述べ、プーチン氏の続投に期待を示した。