自衛隊には担当分野ごとに陸、海、空の3つがありますが、そのなかで「駐屯地」と呼んでいるのは陸上自衛隊のみです。一方、海上自衛隊と航空自衛隊はそれぞれ「基地」という名称を用いており、逆に駐屯地や分屯地と呼称する場所はありません。そのため、たとえば陸海空3自衛隊が所在している「那覇」の場合、陸上自衛隊は「那覇駐屯地」、海上自衛隊は「那覇航空基地」、そして航空自衛隊は「那覇基地」と呼んでいます。 この駐屯地と基地の違いですが、わかりやすく表現すると、違いは「一時的な拠点」か「恒久的な拠点」なのかだと言えるでしょう。